ExcelVBAであれPythonであれ、プログラミングを行う際に、まずはプログラミングを行う環境を整えることは非常に重要です。その中でもプログラミング用のフォントをインストールすることは、開発環境の効率化における大きなポイントです。
まず、プログラミングフォントで一般的に必要だと思われる特徴は以下のとおりです。
1.等幅(とうはば/とうふく)フォントであること
等幅フォントの反対はプロポーショナルフォントです。プロポーショナルフォントは、一般的な文章記述などに最適化されたフォントで、文字ごとに横幅が違うフォントです。長い文章などを読む際にはプロポーショナルフォントが読みやすいと言われています。
逆にプログラミングでは、「インデントが揃っているか?」「スペースが半角/全角で何文字分か?」など、幅が揃っているフォントの方が何かと便利なので、等幅フォントが好まれます。
2.「0(ゼロ)」と「O(オー)」、「l(エル)」と「1(イチ)」などの区別がつきやすいこと
これはプログラムコードの可読性に大きく関わります。紛らわしい文字が紛らわしいままだと、プログラムコード記述時の不具合/バグの発見効率が下がります。プログラム用フォントは、このような文字について、ひと目でどちらかがわかるような工夫がされています。
上記のような特徴を持ったプログラミング用のフォントですが、Windows環境でプログラミングを行う場合、以下のようなフォントがおすすめです。
白源(HackGen)
※ 上記ページ中、最新バージョンの通常版をダウンロードしてインストール
※ フォント利用時は無印の「HackGen」の利用が推奨される
Ricty Diminished
※ バージョン4.1.1をダウンロードしてインストール
※ すでに開発が終了しているので、よほどのことがない限り、白源を利用することが望ましい
なお、Windows環境におけるフォントのインストール方法は、下記を参照してください。
…まあ、要は[コントロールパネル]→[フォント]のフォルダ内に、インストールしたいフォントファイル(.ttfファイル)をコピしなさい、ということです。
白源もRictyもダウンロード時はZipファイルで固まっているので、それを解凍し、解凍フォルダ内にある.ttfファイルすべてを、上記のWindowsのフォントフォルダにコピペすれば、各アプリケーション等から、インストールしたフォントが参照可能です。
また、ExcelVBAやVS Code、サクラエディタなども、通常使うフォントをインストールしたプログラム用フォントに変更しておきましょう。
以下は、ExcelVBAのVBEのフォントを変更する方法です。
コードウィンドウのフォントを変更したい(インストラクターのネタ帳)
サクラエディタ、VS Codeのフォント変更方法などはそれぞれググってみてください。
参考)VSCodeのフォント設定方法
参考)サクラエディタ - タイプ別設定 - フォント
https://freebsd.sing.ne.jp/tool/03/04/03/05.html
以上、現場からでした。